株式投資はお金を増やすための手段のひとつとして、多くの人々に注目されています。
しかし、初めて株式投資を始める人にとっては、難しい用語や手続きが多く戸惑うこともあるかもしれません。
そこで、この記事では株式投資を始める初心者の方に向けて、株式投資の基礎知識とおススメの日本株5つを紹介します。
株式投資とは
株式投資を始める前にまずは株式投資に必要な基礎知識を押さえましょう。
株式投資とは?
企業が発行する株式を購入することでその企業に出資し、その企業の経営に参加することを指す。
株価は企業の経営状況に応じて変動し、株価が上昇した際に売却することで利益を得ることができる。
このように大きな利益を得られるのが株式投資の魅力です。
しかし、株式投資にはリスクがあり投資した資金を失う可能性もあるため、自分自身のリスク許容度に合わせた投資を行うことが大切です。
また、投資する際には投資先の企業の業績や財務状況などを調べることも重要となってきます。
日本の株式市場の特徴
日本の株式市場は日本取引所グループが運営する東京証券取引所に上場している企業が対象となります。
日本の株式市場は米国などの株式市場に比べて比較的値動きが小さいという特徴や、配当金が比較的高いという特徴があります。
日本の株式市場には
- 東証1部
- 東証2部
- 東証マザーズ
- JASDAQ
などの市場があり、東証1部に上場している企業は日本の代表的な企業が多く、安定した企業が多いという特徴があります。
日本の株でおススメの優良銘柄を5つ紹介
以下に、日本の株式市場でおススメの優良銘柄を5つ紹介します。
①三菱UFJフィナンシャル(銘柄コード:8306)
三菱UFJフィナンシャルは大手銀行の一角を担う企業であり、業界の中でも最大手なので金融市場の変動に影響を受けにくく安定した収益を生み出すことができます。
三菱UFJフィナンシャルは毎年安定的に配当を行っており、2022年度の年間配当利回りは約4%となっています。
このように配当利回りが高いことで、投資初心者は安定的な収入を得ることができます。
また、株価が割安な状態で推移していることも安心材料の一つになります。
例えば、2022年1月時点の株価は時価総額に対するPER(株価収益率)が約7倍と、同業他社と比べて比較的割安な水準にありました。
このように三菱UFJフィナンシャルは投資初心者にとってリスクが少なく、利益を得やすい銘柄となります。
②オルトプラス(銘柄コード:3672)
オルトプラスは日本の中小企業向け金融サービスを提供する会社となっており、その分野でトップクラスのシェアを持っています。
中小企業の融資需要が増加している中、その需要に応えるために積極的に事業展開を行っており、今後も成長が期待できます。
また、中小企業にとって重要な資金調達手段であるファクタリングにも力を入れており、大手金融機関に比べてファクタリングの市場シェアが高い点も魅力的です。
その他にも、オルトプラスは高い配当利回りを誇っています。
2022年3月期の予想配当利回りは約3.5%となっており、これは投資家にとって魅力的な利回りとなっています。
このように、オルトプラスは中小企業向け金融サービス分野でトップクラスのシェアを持ち、高い配当利回りを誇るなど投資初心者にとって魅力的な銘柄と言えます。
③トヨタ自動車(銘柄コード:7203)
トヨタ自動車は日本を代表する自動車メーカーの一つであり、長年にわたって安定した業績を維持していることから投資初心者にとって魅力的な銘柄の一つと言えます。
まず、トヨタ自動車は世界的な需要が高い自動車市場において高いシェアを持っています。
そのため、市場のトレンドに強く影響を受けやすい自動車業界においても安定的な業績を維持しています。
また、トヨタ自動車は独自のハイブリッド技術を開発し環境に配慮した車作りを行っていることから、環境規制が厳しくなる現代においても需要の拡大が期待されます。
さらに、トヨタ自動車は株主還元にも積極的であり、定期的な配当や自己株式の買い戻しを行っています。
これにより、株価の安定性が高く投資初心者にとっては安心感のある銘柄と言えます。
④オリックス(銘柄コード:8591)
オリックス(銘柄コード:8591)は日本を代表する総合金融グループの一つであり、
- 金融事業
- 不動産事業
- リース事業
- ベンチャー投資事業
- 海外事業
など、多彩な事業を展開しています。
特に金融事業ではバランスのとれたポートフォリオを構築しており、預金、貸出、証券、保険などの幅広い金融サービスを提供しています。
このように、事業の多角化によってリスク分散を図り安定した収益を得ることができます。
また、オリックスは配当性向が高いことも魅力的な点です。
2022年3月期には1株当たりの配当金が前年度比で増加し、株主還元を重視していることが伺えます。
オリックスは安定した経営基盤を持ちながら配当性向も高いため投資初心者におすすめできる銘柄です。
⑤楽天グループ(銘柄コード:4755)
楽天グループは日本を代表するインターネットサービス会社であり、
- ネットショッピング
- オンライン決済
- オンライン旅行
- 楽天カード
など、多岐にわたる事業を展開しています。
楽天グループの強みは巨大な顧客基盤と豊富なデータを持っていることです。
楽天グループは日本国内だけでなくグローバルに展開しており、世界中の人々から支持されています。
また、楽天グループは自社の楽天市場というECサイトにより大きな収益を上げており、今後もオンラインショッピングの需要の増加に伴って業績が安定的に伸びることが期待されます。
楽天は日本国内だけでなく海外にも進出しており、楽天市場が世界に進出するための基盤を整備していることから、将来的にはグローバルな市場においても業績拡大が期待されます。
このように楽天グループはオンラインショッピング市場において、世界中で大きなシェア率を占めているので今後の成長が強く見込める銘柄と言えるでしょう。
株式投資のリスクと注意点
株式投資は高いリターンが期待できる反面、リスクも高い投資です。
株式投資をする上で以下の5つの注意点に留意することが重要です。
①リスクを理解する
株式投資には株価変動や企業の業績不振などのリスクがあります。
投資をする前にリスクを理解し、自分に合った投資を行うことが大切です。
②分散投資をする
株式投資をする際には分散投資を行うことが重要です。
複数の銘柄に投資することで投資先のリスクを分散することができます。
③長期的な視点で投資する
株式投資は短期的な価格変動に左右されることがありますが、長期的な視点で投資することが重要です。
企業の業績や株価は短期的な変動があるものの、長期的には良い企業は成長し、株価も上昇していく傾向にあります。
④自分に合った投資スタイルを見つける
株式投資には様々な投資スタイルがあります。
様々な投資を試していった中で自分に合った投資スタイルを見つけ、長期的な投資を行うことが重要です。
⑤ニュースや情報に惑わされない
株式投資をする際には多くの情報が出回ります。
しかし、その情報が本当に正しいのか、また、その情報が価格に反映されているかどうかはわかりません。
ニュースや情報に惑わされず冷静な判断を行うことが大切です。
まとめ
この記事では以下の優良企業株を5つ紹介しました。
- 三菱UFJフィナンシャル
- オルトプラス
- トヨタ自動車
- オリックス
- 楽天グループ
これらは長期的な視点で見た際に大きな成長が期待できる企業です。
投資初心者でも比較的安心して投資を行うことができる企業と言えます。
ただし、株式投資は価格変動リスクがあるため、投資を行う際には十分にリスクを理解した上で自己責任で行うようにしましょう。