ライトコインは今後日常的に決済される仮想通貨になる?特徴や将来性を解説!

ライトコインは元Googleのエンジニアであるチャーリー・リー氏が考案して、2011年10月に誕生した仮想通貨の一種です。。

時価総額ランキングは15位となっており、イーサリアムやリップルと比べると知名度は劣りますが、アルトコインの中でも歴史が古く投資家の中でも注目を浴びている通貨です。

この記事では、そんなライトコインの特徴や今後の期待値などについてご紹介していきます。

ライトコインに投資するか迷っている方は是非、参考にして下さい。

目次

ライトコインとは?その特徴を分かりやすく解説!

「ライトコインの名前を知っているけど具体的にどのような特徴があるのかよく分からない」という方も多いと思います。

そこで、こちらではライトコインの特徴を3つ紹介していきます。

①発行上限が約8,400万枚

ライトコインは、ビットコインが抱えるトランザクション(取引)処理速度の問題などを解決する目的で開発されました。

そこで、コインの発行枚数をビットコインの4倍近くの8,400万枚として定めました。

送金スピードをビットコインの4倍に改善したことで高速決済を可能にしたのが最大の特徴です。

②ブロック生成速度がビットコインより早い

ビットコインのブロックチェーンの生成は約10分に1回となっており、取引や送金などが多くなると遅延が生じやすくなってしまうという問題がありました。

しかし、ライトコインのブロック生成速度はビットコインと比較して4倍ほど速くなっており約2.5分という早さで済みます。

なぜ、これだけ速い速度でブロックを生成できるのかと言うと『segwit(セグウィット)』を導入したことが挙げられます。

segwiとはブロックチェーンに記録される取引データを圧縮する技術を指し、1つのブロックに記録できる取引データを増やすことができます。

ライトコインでは2017年5月にSegwitが導入されたことで処理スピードがより向上しました。

③日常の決済に特化している

ライトコインは日常的な決済に使われることを想定して設計されているため、高速決済が可能な通貨となっています。

そのため決済サービスに力を入れており、高速かつ安全に決済できる仮想通貨を目指しています。

その将来性が認められ、ペイパルからも決済手段として導入すると発表されています。

処理速度がビットコインよりも4倍速いため、将来的にコンビニなどで決済する仮想通貨はビットコインではなく、ライトコインになるかもしれません。

ライトコインの過去の価格推移

ライトコインは2011年に誕生した歴史ある仮想通貨です。

ここではライトコインが過去にどのように価格推移してきたのかご紹介します。

  • 2011年10月7日:ライトコイン誕生
  • 2013年11月28日:1,000円
  • 2017年12月19日:39,000円
  • 2018年12月15日:2,600円
  • 2019年6月22日:15,000円
  • 2021年5月10日 :43,000円を超え過去最高記録
  • 2022年4月4日:24,000円

このように見てみるとライトコインは2019年以降は大きく価格上昇していない通貨だということが分かります。

では、ライトコインの価格は今後も伸びづらいのでしょうか?

次からはライトコインの将来性について考えていきます。

ライトコインの将来性

今後のライトコインの将来性に関してですが、ライトコインを決済手段として採用する企業が増えればライトコインの価値は高くなり価格も上昇していくでしょう。

なぜなら、ビットコインよりも使いやすく実用性に優れているためです。

ビットコインが金であれば、ライトコインは銀であるとよく言われます。

例えば、アクセサリーでも金やプラチナは非常に高価で簡単に購入することはできませんが、金より価値の低い銀(シルバー)は最も多くのアクセサリーで使われ、もう少し安価に購入することもできる身近な存在です。

速く安く安全に決済できる暗号資産として、企業や決済サービスとの連携も進んでいます。

実際、世界最大級のポルノサイト「Pornhub」はプレミアム会員(有料配信サービス)の決済手段としてビットコインとライトコインを採用しています。

Pornhubの副社長であるCorey Price氏はこの決定について以下のように述べています。

「1日の視聴者数が1億3,000万人を超えるアダルトコンテンツのリーダーとして、世界中で利用されている2つのデジタル通貨を決済手段としてユーザーに提供できることを嬉しく思います」

Pornhubは以前から4種類の仮想通貨決済を受け入れていましたが、ライトコインの導入により計6銘柄での決済が可能になりました。

このように実際の決済の場面でライトコインは活躍の場を広げています。

日常的に使われることを目的として作られた仮想通貨がライトコインなので、これから先、仮想通貨がより一層身近になれば、ビットコインよりもライトコインの方が一般に浸透する可能性もあります。

そうなれば価格も今と比べ物にならないほど上昇するでしょう。

仮想通貨決済が身近になるのは、恐らくまだかなり先なので今の段階でライトコインを手に入れても、そこまでメリットを感じられないかもしれません。

しかし、ライトコインには「半減期」というものがあり、2023年~2024年にかけて価格高騰する可能性が非常に高いです。

ライトコインは半減期前後で価格上昇する可能性あり!

半減期とは簡単に説明すると市場に出回るライトコインの量が半分になる時期を指します。

ライトコインにはあらかじめ供給量が決められており上限が8,400万枚となっています。

そして、ライトコインを採掘してくれた人(マイナー)に対して、お礼としてライトコインを供給しているのですが、その供給量が4年に一回半分になるのです。

市場に出回る量が減るということはそれだけ希少性が高くなるため、半減期が訪れる際は非常に高い確率でライトコインの価格が高騰しています。

例えば、初の半減期となった2015年は半減期である8/25の1ヶ月~1ヶ月半前に高値のピークを迎えました。

また、直近であればライトコインは2019年8月に半減期を迎えていますが、下記のように価格を伸ばしていることが分かります。

2019年初旬から徐々に価格が上がっていき、6月中旬~下旬に15,000円前後まで値上がりました。

2019/1/1の終値で考えると上昇率は444%を超えています。

次回の半減期は2023年の8月になると言われているので、今のうちにライトコインを仕込んでおけば短期的に大きな利益を手にできるかもしれません。

まとめ

この記事ではライトコインの特徴や今後の期待値などについて紹介しました。

  • 発行上限が約8,400万枚
  • ブロック生成速度がビットコインより早い
  • 日常の決済に特化している
  • 世界最大級のポルノサイトをはじめ、決済手段として多くの企業で利用されている
  • 2023年8月前後に半減期の影響で価格高騰する可能性が高い

仮想通貨と聞くとビットコインをイメージする方も多いと思いますが、ライトコインのようにしっかりと実生活で利用される用途を持ったコインも数多く存在しています。

最終的に価格が伸びる仮想通貨の一番の特徴は「より多くの人が使う実需がある」ということなので、ライトコインはそういった面からも今後価格上昇が期待できる通貨の1つではないでしょうか。

目次